わが家でも塩蔵(えんぞう)わかめを使っていますが、もともと磯の匂いがするので、臭いからといって腐っているとは限りません。
塩蔵わかめが腐ると、異臭がしたり、ヌルヌルしたり、茶色っぽく変色する、などの状態になります。
ただ、塩蔵わかめは、開封前で約半年、開封後で約一ヶ月持つので、腐敗の心配はあまりないでしょう(冷蔵保存の場合)。
冷凍も可能です。
蔵わかめは製造過程で一度茹でているので、再度加熱しなくても食べられます。
そのままではしょっぱくて食べられないので、塩抜きをお忘れなく。
湯通し塩蔵わかめが臭いのは腐っているとは限らない
塩蔵わかめ(湯通し塩蔵わかめ・塩わかめ)は、生ワカメを湯通しし、塩漬けしたものです。
実際には、塩水に浸けて脱水しているようです。
読み方は「えんぞうわかめ」。
塩をしてあるので日持ちが良いのですが、保存状態や期間によっては腐ることがあります。
塩蔵わかめが臭い時は、腐ってるとは限りません。
塩蔵わかめは、もともと磯の匂いがするからです。
塩蔵わかめをあまり使ったことがない方だと、匂いにびっくりしてしまうかもしれませんね。
腐ると腐敗臭が感じられるのでわかると思いますが、少しだけの時は磯の匂いと混ざってよくわからないかもしれません。
保存状態が悪いとか、他の変化があるなど、腐っている可能性があれば食べないようにしましょう。
におい以外の変化について、次の項目で解説します。
塩蔵わかめは腐るとどうなる?
塩蔵わかめが腐ると、次のような変化が見られます。
- 腐ったような臭いがする
- ぬるぬるネバネバになる、溶ける
- 茶色(赤っぽく)変色する
臭いについては、先ほど解説した通りです。
塩蔵わかめは、腐るとぬるぬるやネバネバした状態に変化します。
ドロドロに溶けたり、糸をひくこともあります。
触ってみて、変な質感やネバネバ感を感じた場合、食べるのは避けるべきです。
また、この状態になっている場合、通常臭いも感じられます。
塩蔵わかめは緑色をしていますが、劣化したり腐ると茶色や赤っぽい色に変色してきます。
一部分でもこのような変色が見られた場合、その塩蔵わかめは食べない方が安全です。
また、塩漬けされている塩蔵わかめでも、保存状態が悪いとカビが生えることがあります。
カビ臭かったり、白いフワフワのものが見えたら、もったいないですが全て処分した方がよいでしょう。
ただし、白くてもカビではない時があります。
わかめの葉にある器官である毛そう(もうそう)が、製造過程で取れずに残り、白い斑点のように見えることもあるそうです。
塩蔵わかめの賞味期限(開封前/開封後)は長い!賞味期限切れでも食べれる?
塩蔵わかめの賞味期限は、冷蔵庫で保存すれば、製造後3ヶ月から半年ほどです。
冷凍保存なら、約1年間も保存できます。
長期保存できる塩蔵わかめは、保存状態が良ければ、賞味期限切れでもしばらく食べることができます。
(賞味期限は、品質が変わらずにおいしく食べられる期限です)
塩蔵わかめは、長期保存できるよう塩漬けされているので、商品によっては賞味期限が書いていないこともあるようです。
開封前と開封後の賞味期限の目安は、以下の通りです。
商品に記載がある場合は、そちらを参考にしてくださいね。
未開封の場合
・常温保存で数ヶ月(気温にもよる)
・冷蔵保存で約半年
・冷凍保存で約1年
開封後に適切に保存した場合
・常温保存は不可
・冷蔵保存で約1ヶ月
・冷凍保存で約1年
塩蔵わかめは開封後、冷蔵保存で1ヶ月が目安です。
わが家の場合、ワカメは味噌汁で大活躍なので、1ヶ月以内にはなくなります。
食べ切れないと思ったら、開封した時に少し冷凍すると良いでしょう。
ちなみに、私は手作りしたことがないのですが、生わかめを自分で塩漬けにした場合は、市販の塩蔵わかめと違いあまり日持ちしません。
手作りの場合、1ヶ月以内に使い切れそうになさそうなら、冷凍しておくと安心です。
塩蔵わかめは常温保存できる?保存方法を紹介
塩蔵わかめは一般的に室温で保存可能ですが、その保存期間は通常4~5日程度です。
ただし、未開封の場合、気温によっては数ヶ月持つこともあります。
※手作りの場合は常温保存はやめましょう
季節によって気温の差が大きいので、室温での保存はあまりおすすめできません。
腐るリスクも高くなりますしね。
実際、塩蔵わかめの販売サイトでも、冷蔵保存を推奨しています。
わかめは冷蔵庫に入れれば長く保存できるので、常温ではなく冷蔵または冷凍保存をおすすめします。
塩蔵わかめは冷蔵か冷凍保存がおすすめ
塩蔵わかめは、使う頻度に応じて「半分は冷蔵庫で保存し、残り半分を冷凍しておく」ということもできます。
冷蔵保存の方法
開封後はできるだけ空気を抜いて保存しましょう。
空気を抜きながらクリップで止めたり、袋ごとチャック付きの保存袋に入れるなど。
わが家はクリップで止めるだけです。
タッパーに入れた方が使いやすければ、タッパーに入れてもOKです。
冷凍保存の方法
冷凍保存の場合は、冷凍保存袋に入れて、空気を抜いて密封し冷凍庫へ入れるだけです。
冷凍した塩蔵わかめを使用する際は、お湯をかけて解凍すれば同時に塩抜きも行えるので、すぐに料理に利用できます。
お湯ではなく水でもよさそうですね。
はさみで切ってから冷凍もできるそうです。
(わが家では、今まで塩抜き前にカットしたことがないので、ちょうど良いサイズに切れるのか想像できません)
また、水で戻してからカットしたわかめを、冷凍保存することもできます。
戻してから冷凍したときの日持ちは1ヶ月程度。
塩蔵のまま冷凍するより持ちは悪くなりますが、塩抜きをしているので、使う時はそのままラーメンや味噌汁にボーン!と入れるだけなので簡単ですね。
ちなみに、わが家では、冷蔵保存する間もなく食べてしまいます。
冷凍すると食感が落ちそうなイメージがあるのですが(そもそも冷凍保存を思いつきませんでした)、今度試してみたいと思います!
塩蔵わかめの塩抜き方法(下処理・戻し方)
塩蔵わかめは塩漬けされているため、そのままではしょっぱすぎて食べることができません。
下処理として、塩抜きが必要です。
といっても、洗うだけなので簡単です。
乾燥わかめと違い、カットされていないので、水で戻したら料理に合わせてカットしましょう。
塩蔵わかめの戻し方
- 食べる分量の塩蔵わかめを用意します
- ボウルなどに入れて2、3回水を換えながらもみ洗いし、塩を洗い流せばOK
わかめの種類によっても違うかと思いますが、水に浸けておくと柔らかくなりすぎてしまうので気を付けてください。
わが家では、塩を洗い流すだけでかなり柔らかくなっています。
むしろ、ちょっと柔らかすぎる感じもしています。
ワカメの産地や時期などにもよるのでしょうか…?
戻した後は切って使う
塩抜きが完了したら、わかめを食べやすい大きさにカットします。
塩抜きをすると、わかめは2~3倍ほどに増えます。
先ほどもお伝えした通り、水で戻してからカットしたわかめは、冷凍保存も可能です。
わが家では、たくさん戻してしまった時は、次の日の味噌汁に入れています。
戻したワカメは、冷蔵では2日くらしか日持ちしないので、余ったら冷凍しておくといいかもしれません。
塩蔵わかめは戻した後、そのまま食べていい?
塩蔵わかめは、生ではなく、茹でた後に塩漬けされています。
そのため、塩抜きすれば、再度加熱せずにそのまま食べることができますよ。
サラダのトッピングとして加えたり、酢の物などの料理に使用できます。
わが家で使っている塩蔵わかめは、ちょっと煮ると柔らすぎてしまいます。
お味噌汁に入れる時も、お椀によそった熱々の味噌汁に乗せるくらいが、ちょうど良いような気がします。
塩抜きしたワカメの状態で考えてもいいですね。