CMでも時々見かける、生しょうゆ(なましょうゆ)。
キッコーマンの「しぼりたて生しょうゆ」を実際に買ってみたところ、刺身や煮物にも合い、美味でした!
キッコーマンの生しょうゆは、原料や作り方などの違いによって、現在5種類あります。
商品としての読み方は「なましょうゆ」ですが、「きじょうゆ」と読むこともできます。
ただし「なましょうゆ」と「きじょうゆ」は全く別の商品です。
- なましょうゆ…火入れなし
- きじょうゆ…火入れあり(普通の醤油)
なましょうゆと普通のお醤油との違いは、火入れの有無!
この記事では、生醤油について詳しくご紹介します!
キッコーマン「しぼりたて生しょうゆ」を試した感想
生しょうゆってどんな味なのか、実際に試してみました。
先日私が購入したのは「キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」です。
スーパーには他にも生しょうゆが売られていたのですが、CMで見たことがあったのでキッコーマンを選びました。
「普段使用しているしょうゆとは、全然違う!」
が舐めてみたときの感想です。
特に私は普段、濃口醤油を使用しているので、生のしょうゆの薄さに驚きました。
でも、決して味が足りないというわけではなく。
加熱していない生の醤油の風味や味が、しっかりと素材の良さを引き立ててくれます。
もっと早くから試しておけばよかったなというのが感想です。
料理の幅も広がりそうです!
生しょうゆの読み方は?
広告やCMで耳なじみのある生しょうゆ(生醤油)ですが、実は読み方はひと通りではないのです。
「なましょうゆ」の他に「きじょうゆ」とも読めます。
ただし全く別の醤油です。
2つの違いを一言でいうと「火入れをしているかいないか」です。
なましょうゆ(火入れなし)
1つ目の読み方は、「なましょうゆ」です。
普通のしょうゆと違うのは、火入れをしていない点。
加熱処理をしていないため、まるでしぼりたてのような味わいがあります。
必ず「なま」と書いてあるので、買うときに間違えることはないと思いますよ。
きじょうゆ(火入れあり)
2つ目の読み方は、「きじょうゆ」です。
いわゆる普通の醤油です。
(ただし、きじょうゆと言えるのは、原材料が大豆、小麦、食塩だけの場合です)
火入れをしています。
加熱処理をすることで、風味や色合いがよくなるんだそうです!
同じ漢字を使用しますが、生の読み方が違うと全く別のお醤油を指すんですね。
どちらのしょうゆが好みなのかは、個人の味覚によって違ってくるでしょう。
そのため、口コミやSNSを見ていても、人によって違う意見が見られます。
生しょうゆと普通の醤油との違いは?
先ほどご紹介したように、生しょうゆと普通のお醤油との大きな違いは、火入れをしているかいないかです。
キッコーマンの公式サイトによると、生しょうゆとはしぼりたての「生」のしょうゆ。
一般的な火入れをしているお醤油との違いは、
- 鮮やかな色(澄んだ赤色)
- 素材うまみを引き立てるさらりとしたうまみ
- 穏やかな香り
とありました。
また、加熱調理に使うと、火が入るので香りが立つんだそう!
火入れ前と後の、香りの違いも楽しめそうですね。
私は普段、一般的な濃口醬油を調理に使用しています。
先日、初めて生のしょうゆを購入しました。
CMなどで耳にしていたものの、なかなか使う機会がなく。
気になったので、試してみることにしました。
しぼりたてのような生の風味を残すために、しょうゆが空気に触れない構造になっています。
サイズが選べるようになっており、お試しということで、一番小さなボトルを選択。
ひとくち舐めてみると、普段使用しているしょうゆよりも、かなりあっさりしている印象です。
大好きな刺身などの生鮮食品はもちろん、ステーキやソテーに使用すると香りが良さそうなのでとても楽しみです。
生しょうゆが好きな方への贈り物に。詰め合わせも喜ばれるそうです。
日持ちもするのでよさそうですね!
使いやすさにも違いが!(醤油さしとの違い)
生しょうゆと普通のお醤油は、火入れをしているかいないかで味に違いがありました。
味以外にも違いがあります。
私が感激したのが、醤油をちょっとだけ出せること!
例えば、お刺身の上にワサビをのせて、上から適量の生しょうゆをかけることができます。
とっても便利でした。
醬油さしのように液だれを気にしなくてもいいし、1滴ずつでも出せます。
注ぎ口に、醤油が固まってしまうこともありません。
もっと言えば、醤油さしに移し替える手間もありません。
そして、これは味に関わることですが、生しょうゆは空気に触れない構造になっているので、醤油さしでは気になっていた酸化も気にしなくていいんです。
(わが家では、醤油さしを冷蔵庫に入れていました)
後で聞いてわかったのですが、使いやすさや酸化しない(夏は厳しいかも?)という点で、妹たちはかなり前から卓上用として生しょうゆを愛用しているようです。
欠点があるとすれば、今までのように醤油さしに詰め替えて使うことと違い、毎回ゴミが出ることですね。
また、生しょうゆは450mlで300円前後なので(キッコーマンの場合)、普通のしょうゆより価格が割高の場合も。
キッコーマン 生しょうゆの種類と違い
また、おなじキッコーマンの生しょうゆにも種類があります。値段はほぼ同じです。
- いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
- いつでも新鮮 しぼりたて丸大豆生しょうゆ
- いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ
- いつでも新鮮 しぼりたてうすくち生しょうゆ
- いつでも新鮮 おさしみ生醤油 卓上ボトル
丸大豆生しょうゆと減塩タイプ
「しぼりたて生しょうゆ」と「しぼりたて丸大豆生しょうゆ」の違いですが、丸大豆生しょうゆはその名の通り、丸大豆を使っています(しぼりたて生しょうゆは脱脂加工大豆を使用)。
まろやかで上品な甘みが特徴なんだそうです。
油分を抜いている脱脂加工大豆にはない、大豆の油脂がポイントなんですね。
↓ 食塩分25%カットのタイプもあります。
おさしみ生しょうゆ
「おさしみ生しょうゆ」も丸大豆を使っています。
丸大豆生しょうゆとの違いは、二段熟成とのこと。
おさしみ生しょうゆの方が、少し濃い感じなのかなと思います。
刺身醤油といえば、たまり醤油のようなとろっとして甘いタイプのものがありますが、おさしみ生しょうゆは割とさっぱりしているようです。
そのため、お刺身用ではなく、普段の食卓で使っている人も。
うすくち生しょうゆ
うすくち生しょうゆは、色が淡いので素材を活かしたい料理に。
土地柄、薄口しょうゆをよく使う方にも好まれています。
これだけ種類があれば、好みの味が見つかるでしょう。
妹は、丸大豆生しょうゆを使っていると言ってました。
私も次回試してみようと思います。
生しょうゆの賞味期限は?
生のしょうゆと聞くと、賞味期限が短いような印象を覚えませんか?
開封後、どのくらいで賞味期限を迎えるのか調べてみたところ、90日だということがわかりました。
(キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆの場合です。開封前の賞味期限は18ヶ月)
開封後の賞味期限が長い!
「加熱していない生のしょうゆだから、開封後、1週間程度で賞味期限を迎えてしまうのかな」
そう思いましたが、意外にも3ヶ月風味が劣らないことがわかりました。
一般的なお醤油は、開封後の賞味期限が1ヶ月くらいと言われています。
今回購入した生しょうゆは、空気に触れない構造だからこそ実現している賞味期限の長さなんですね!
購入の際には、3ヶ月以内に使い切れそうな量を購入することをおすすめします。
ちなみに、同じキッコーマンの生しょうゆでも、開封後180日という商品もありますよ。
開封後、常温保存でOK
また、開封後に冷蔵庫に入れてしまったのですが、常温での保存で問題ないことがわかりました。
(生しょうゆという響きでつい…。)
一度冷蔵保存したものを常温に戻すと、味が劣化してしまったり、風味が変わってしまったりするようなので、そのままにしています。
せっかくのしょうゆが、まずくなってしまう原因にもなり得ますね。
直射日光の当たらない暗所にて保管することで、鮮度が長持ちするようです。
購入の際には、保管方法にも気を付けてくださいね。
商品によって推奨されている保管方法が違うようなので、ラベルの表示や公式サイトを見てみることをおすすめします。
まとめ
今回は、生しょうゆについて詳しくご紹介しました。
生しょうゆとは、火入れをしていないお醤油です。
「きじょうゆ」とも読めますが、全く別の商品なので注意しましょう。
なましょうゆにはラベルに必ず「なま」と書いてありますよ。
個人の感想ですが、生しょうゆはおいしかったです!
素材の良さを引き立てる上品なおしょうゆだと思いました。
煮物や焼き魚に使用することで、普段と違う味わいを感じられるのではないでしょうか。
使いやすさや、賞味期限が長い事にも驚きました。
まだ試してみたことのない人は一度、違いを実感してくださいね。