地球儀は、クリスマスや入学祝い、誕生日プレゼントに購入することもありますね。
でも、実際のところ必要かどうか悩んでしまうことも。
地球儀は、国の面積や位置関係が正確だったり、世界を身近に感じられるなどのメリットがあります。
買う場合は、家族で楽しめるようにするといいですよ。
リビングに置いて、毎日1度は触れるようにするのがおすすめです。
地球儀のいいところ(長所)は?
本来地球は丸いので、その丸い地球のどこにどんな国があるのか、という正確な位置や大きさがわかります。
地球儀のいいところを挙げてみます。
- 面積や形状が正しい
- 国の位置関係を把握できる(方位、角度、距離)
- 海外の存在を意識できる
- 惑星としての地球を学習できる
地球儀は国の面積や位置関係が正しい
地球儀のいいところ(長所)は、正しい面積や、正しい位置関係がわかることです。
地球儀は地図と違い、面積、形、距離、方位、角度、全て正確です。
地図は球体を平面にしています。
そのため、普段よく見る地図は、赤道から離れるほどどうしてもひずみが出てしまいます(メルカトル図法)。
世界を意識したり惑星としての地球を学習できる
これは長所とは少し違うかもしれませんが、日ごろから地球儀を眺めることで、海外に興味を持つきっかけになることもあります。
実際に地球儀を購入した人の中にも、そのような感想がありました。
他にも、地球儀を回して「地球は自転しているんだよ」と教えたり、日の出や日の入り、時差、季節の違い、赤道付近が暑くて南極北極が寒い、などなど、惑星としての地球について学ぶこともできます。
…ただ、これは親が説明できないとですね。
(私も教科書を熟読しないと思い出せません…)
親子で楽しめる
今は、インターネットでいろんな情報がとれます。
地球を立体的に見ることもできます。
そのため、昔より地球儀って人気ないのでは?というイメージがありました。
しかしネットでの口コミを見ると、意外と楽しんでいる家庭が多い印象!
地球儀を買ってよかったという意見も多いです。
よくある使い方は、ニュースやバラエティ番組などで海外の話題が出た時に、親子で地球儀を使って探すというもの。
世界を身近に感じたり、興味を持ったり、国を覚えたりとメリットがあります。
キッズペディア 世界の国ぐに
こちらの本は、子供だけでなく大人にも好評です。
この本と地球儀(または地図)の組み合わせも、学習に役立ちます。
立体なのでイメージしやすい
地球儀よりも世界地図の方がよいという意見もあります。
世界地図の方が、パッと見てすぐ、どこにどの国があるのかというのが理解しやすいためです。
(4年生で日本地図、5年生で世界地図を習います)
ただ、地球儀で全体像を把握した方が、理解しやすいという人もいます。
(地図だとどうしても頭に入ってこないなど)
私もどちらかというと、地球儀で大まかな位置関係がわかる方が頭に入りやすそうだなと、今さらながら思います。
このようなタイプなら、地球儀が役立つでしょう。
地球儀はどこで買える?どこに売ってるもの?
地球儀はどこで買えるかというと、文房具店やおもちゃ屋さん、大きな書店、大型の雑貨店、ホームセンターなどです。
もちろん、ネット通販でも買えます。
(地球儀は、インテリアアイテムとして飾っておけるものもあります)
簡単ですが、地球儀の種類やサイズをまとめました。
行政タイプとは国ごとに色分けされた地球儀
地球儀の種類には「地勢型」と「行政型」があります。
- 行政型(行政図)…国の大きさや位置を学ぶためのもの。国境がわかりやすい
- 地勢型(地勢図)…地形や気候で色が分かれている。主に地形を学ぶためのもの。
通常、勉強用なら行政図タイプがおすすめです。
(国の位置がわかっている子なら、地勢図タイプもあり)
また、国旗つきと国旗なしのタイプがあります。
こちらはお好みで。
地球儀のサイズ
小学生の学習用には、地球儀の大きさは25cmくらい(か30cm)が一般的です。
小さめで20cm。
20cmより小さなものでも、それなりに役立つようですが、やはり見やすいのは25cmくらいでしょう。
もちろん30cmはさらに見やすいですが、大きいですね。
レイメイシリーズは専用のスケールがついていて、距離や方位を測れます。日本と大きさを比べることもできます。
今は、昔ながらのシンプルな地球儀の他にも種類があります。
見えにくい下の部分(南極)が見える、縦や横に回転できる二軸回転の地球儀。
音の出る(しゃべる)地球儀。
AR(拡張現実)などのアプリと併用するタイプなど。
地球儀の不便な点は?
地球儀は、置くスペースが必要です。
小さなものもありますが、基本的にはサッカーボールくらいの大きさがあります。
(直径20cm・25cm・30cmくらいが一般的な地球儀の大きさです)
けっこう置き場所をとりますね。
地球儀を使う際の楽しみの一つに、全体を回して探している国を見つけることがありますが、日本を見ながら裏側の国を見る、ということはできません。
地球儀は、下の部分(南極)が見づらい、という問題もあります。
これについては、欠点を補う、上下にも回転するタイプもあります。
まとめ
地球儀の必要性は家庭によって異なります。
幼いうちから興味がある場合は、4歳くらいから使っていたりします。
5年生で習いますが、多くの学校ではほとんど地球儀に触れることがなく、地球儀の問題もあまりでないので、学校での学習には必須ではありません。
しかし、地球儀を使うことで国々の位置関係を視覚的に理解しやすくなるため、学ぶ上で役立つツールとなり得ます。
地球儀の利点を生かすには、家庭での使い方を工夫することが重要です。
ニュースなどで取り上げられる地域をすぐに確認できるよう、テレビの隣に置くのがおすすめです。