小1~小3まで勉強についていけているし、これでもう心配なし!
…と思っていたら、小4で急に勉強についていけない?どうして!?
実は、このようなことはよくあるのです。
小学4年生は「小4の壁」という言葉があり、難しくなった内容についていけなくなる分かれ目。
つまずきやすい学年なのです(特に算数)。
放置してしまっては大変なことになります。
「親が勉強を見てあげる」または「塾に入れる」という方法で、つまずいている所を発見し、復習することで乗り越えることができますよ!
小4が学力差のつく分かれ目なのはなぜ?
小4で急に勉強についていけない!となるのはなぜでしょうか。
簡単に言うと、勉強内容が難しくなるからです。
「小4の壁」という言葉があります。
(9歳の壁、10歳の壁と呼ばれることも)
小4の壁とは、反抗期のような態度を取るようになったり、自分に劣等感を抱き、勉強も苦手になってしまったりする時期と言われます。
今回は、反抗的な態度に関しては置いておき、塾に勤めていた経験を元に勉強面での小4の壁に関して話をしていきますね。
小4の壁(勉強に関して)
小学四年生で勉強についていけなくなる理由は、単刀直入にいうと「難易度が上がるから」です。
他にも色々理由はありますが、おおざっぱに言うとただそれだけです。
小学3年生までの学習が不十分であれば、ここでいきなりツケがくるのです。
そして当然ですがその後小5・小6のほうが、難易度が上がります。
小4内容が理解できていなければ、もっと苦労するということになるのです。
次に、小学生勉強の中でも特についていけないと言われる「算数」に関してお伝えします。
小学4年生で学力差が出るのは算数!
小学4年生で特に学力差が大きくなるのは算数です。
小4の算数の勉強内容
小4では、以下の内容を習います。
- 角度(分度器)
- 割り算のひっ算
- 分数の足し算引き算
- 垂直
- 平行と四角形
- 直方体と立方体
- 面積
今後につながる大事なものばかりですよね。
私の個人的意見としては、分度器はどうせ使わなくなるのでそんなに重要視していません。
しかし、角度に関する考え方は重要です。
さらに、「割り算のひっ算」「分数の足し算引き算」。
ここは、できるようにならなければ、小学5・6年生は当然、中学校、高校も勉強ができません。
何度でも繰り返してできるようにしてあげる必要があります。
そして、平行や垂直に関する考え方も図形に関する考え方も、当然、先々重要になります。
小4の算数では文章問題が増えることもつまずきやすい
小4で学力差が大きくなる理由がもう1つあります。
それは「文章問題が増えること」です。
ただ計算するだけで良かったものが、4年生になって急に文章問題が増えるのです。
これも、小学4年生でつまずいてしまう理由ですね。
この場合は国語の学習とも関連してきますが、読解力を向上させる必要があります。
4年生で勉強についていけないときの乗り越え方
では、見事小4の壁にぶち当たってしまい、勉強についていけなくなったらどうしたらよいのでしょうか?
小4の壁の乗り越え方を3つご紹介します。
- 小学3年生までの復習をさせる
- 親が勉強を見てあげる
- 塾に入れる
1つずつ解説しますね。
小3の勉強内容までの復習をさせる
基本中の基本ですが、過去内容の復習をします。
足し算・引き算・かけ算・割り算などで苦手が残っている部分がないか、徹底的に問題を解かせて確認しましょう。
小4内容が苦手だからと、小4内容ばかり実施しても意味がない可能性もあります。
まずは、過去内容の苦手をつぶしてみましょう。
親が勉強を見てあげる
「そんな暇はないよ」という声が聞こえてきそうですが、小4で勉強についていけなくなったら、親が勉強を見てあげましょう。
毎日は不可能かもしれません。
2日に1回でも、土日だけと決めてもいいです。
必ず子供の勉強を見てあげてください。
どういうところでつまずいているのか確認をすることも重要ですし、本人の勉強の仕方に問題が見つかるかもしれません。
もしかすると毎日ノートを広げていただけで、子供が書いていたのは漫画だったのかもしれませんよ?
そういう確認も踏まえて、親がチェックしてあげるべきです。
小4の壁といわれる理由には、精神的な面の壁もあります。
親がついてあげようとしても、反抗するかもしれません。
しかし、叱ったり喧嘩したりするのではなく、褒めながら、子供を認めてあげながら一緒に勉強してあげましょう。
そうすることでコミュニケーションを取ることができ、小4の壁の精神的な面を乗り越えることもできるかもしれません。
勉強タイマーを使って、時間を区切って行うのも集中力できてよいでしょう。
気分を上げるため、キャラクターのかわいい勉強タイマーを使うという方法もあります。
タブレット教材を活用する
また、最近ではタブレット学習も増えてきています。
タブレット学習では、数問解くだけで、どこでつまずいているのか見つけてくれるプログラムもあります。
タブレットの方が勉強が進む子もいるでしょう。
また、勉強を見てあげる自信がないというお母さんもいると思います。
タブレット教材なら、お子さんと一緒に学習することができるのではないでしょうか。
姪も、算数につまずきそうになったことがきっかけで、スマイルゼミを始めました。
紙と違い、間違った問題を何度も繰り返し解けるところが便利だと話していました。
(その後、周りに遅れることなく勉強についていけています)
以前は、4年生なら小4の学習内容しか学べませんでしたが、今では学年をさかのぼって学習することもできるので、復習にもってこいですね。
資料請求は無料なので、気になる方は取り寄せてみるとよいでしょう。
塾に入れることで小4の壁を克服する
どうしても一緒に勉強を見てあげることができない、教えるのは不可能という場合は、もう塾に入れてしまいましょう。
小4の学習面のつまずきを放置することは命取りです。
大げさなように聞こえますが、小4の取りこぼしは本当に重大な問題なのです。
集団塾に通っている場合は、子供に「授業を聞いていてわからなかったところはどこ?」と聞いてあげましょう。
本人がどこにつまずいているかわかります。
個別指導塾であれば、個別で弱点を見つけ補強してもらえます。
どの方法でもいいのですが、まずはどこでつまずいているのか発見し、解決していきましょう!
まとめ
小学4年生の子供が勉強についていけない理由や、乗り越え方についてご紹介しました。
小学生の学力差は、高学年で大きくなります。
繰り返しになりますが、中学、高校…と先のことを考えると、小4での学習の遅れは命取りになります。
精神的な面でも不安定になり、親のサポートが大変な時期ですが、そこは親の頑張り時です。
親が隣について勉強を見てあげることで、学習面の壁も精神面の壁も乗り越えられるかもしれません。
親子二人三脚で、小4の壁を乗り越えましょう!