小学生の夏休みの宿題で面倒くさいもののひとつに「自由研究」があります。
自由だからこそ、簡単なようで、何をしたらよいかわからなくなりませんか?
さらに、小学校に入って初めての夏休みとなるとなおさらです。
私が、1年生の女子におすすめするのはずばり!「朝顔の観察」。
なぜかというと、あさがおの観察日記を通して、様々な力が身につくからです。
こまめに日記をつけたり絵を描くので、女の子にぴったり。
(もちろん、男の子もOK!)
朝顔がイチ推しの理由や、アサガオの自由研究をアレンジするアイデアをご紹介します。
朝顔の観察日記は1年生の自由研究になぜおすすめなのか?
最近では、夏休みの自由研究をネットで調べようとすると「1日で終わる」と出てくるなど、「早く終わらせたい」と考えている小学生が多いようです。
その中で、どうして毎日実施しなければいけない「あさがおの観察」をおすすめするのはナゼなのか。
その理由は、朝顔の観察日記をつけることで、身につく能力がたくさんあるからです。
責任感、忍耐力、画力、集中力、文章力など。
女の子におすすめする理由は、アサガオの観察には、毎日こまめに日記をつけることと絵を描くことが必要なためです。
男の子でも、もちろん自由研究のテーマにしてOK!
それでは、小学校1年生から身につけておきたい、朝顔の観察で身につく力について詳しくご紹介していきます。
責任感や忍耐力が身につく
朝顔の自由研究は、土作りから始まります。
「自分で育てている朝顔だ」という実感を持たせるためにも、土作りから子供にさせるようにしましょう。
そして、毎日アサガオに水やりをしなければいけません。
地味な作業で、かつ毎日しなければいけない作業です。
しかし、この作業をしないことで朝顔は枯れてしまうのです。
「自分が世話をしなければ枯れてしまう」ということを理解することで、責任感が育ちます。
子供が世話をしていない場合、親がついつい手を出してしまいそうになりますが、手は決して出さないようにしましょう。
しかし完全に枯れてしまうと意味がありません。
「今日の水やりはもうすぐするの?」
「水やりをしないとアサガオは苦しいんだよ?」
と優しく水やりを促すようにしましょう。
朝顔は、ツルが伸びてきたら支柱を立ててからませる作業もあります。
追肥などの必要もあるでしょう。
毎日観察をしていても、変わり映えしないことが多いです。
それでもお世話を続けることで、忍耐力も身につくというわけですね。
毎日朝顔の絵を描くことで画力や集中力が身につく
毎日アサガオの様子を絵に描くことで、画力が身につきます。
「昨日と変わった点はどこかな?」
「昨日より少し長くなったかな?」
「葉っぱの色や花の色は何色がいいかな?陰になっている部分の色はどうしようかな?」
このように、毎日アサガオをよく見て絵を描くことで観察力も伸びます。
そして一生懸命絵を描くことで、集中力も身につきます。
読書感想画でも絵は描きますが、やはり毎日、昨日との変化を一生懸命観察しながら描く絵とは種類が違いますね。
朝顔は簡単なようで、花びらの色の濃さが違ったり、模様が違ったりと実は複雑なのです。
毎日日記を書くことで文章力が身につく
- 今日の朝顔の様子
- 昨日の朝顔との変化
- 自分の感想
を毎日書くようにしましょう。
毎日日記を書くことで継続力も身につきます。
単純に、毎日文章を書くことで文章力も身につきます。
あさがお以外のことも書くようにすると、夏休みの日記にもなりますし一石二鳥ですね。
朝顔の自由研究は育てるだけではなくアレンジも可能!
植物を育てて観察する自由研究は、紹介したような力が身につく以外に、様々なアレンジができるということもおすすめする理由です。
朝顔が咲く時間をずらすことができるのか
たとえば、朝顔の咲く時間をずらすことができるのかという自由研究です。
まずは、朝顔は毎日何時に花を咲かせるのかを観察します。
朝顔は基本、朝に花を咲かせるということがわかります。
そこで、アサガオを部屋で育て、部屋を明るくする時間や部屋を暗くする時間を変更し、アサガオの咲く時間がいつもと変わるかを観察します。
次に、1日中電気をつけておく、1日中電気を消しておくという実験もしてみます。
さらに、昼には部屋を暗くし、夜には部屋を明るくするという実験もできます。
それにより、アサガオの開花にはどのような条件が必要なのかを、この研究を通して知ることができます。
小学校高学年で学習する内容ですが、この自由研究をすることで、1年生で開花の条件を知ることができるというわけですね。
種を植える時期や光の色を変えたらどうなるか
そのほかにも、
- 種を植える時期を変えたら、成長にどのような変化があるのか
- 光の色を変えてみると、開花や成長にはどのような変化があるのか
などのアレンジができます。
ただ育てるだけではつまらないという子供さんは、このような朝顔の研究を加えてみてもよいのではないでしょうか。
まとめ
夏休みの自由研究は、まずは「自分の好きなこと」をテーマにすることが大前提です。
図書館に自由研究の本を見に行くのもいいかもしれません。
その上で「何をしたらよいかわからない」という小学1年生の女の子には、朝顔の観察をおすすめします。
子供が何をしたらいいかわからないと迷っているなら、ぜひ提案してみてください。