小学2年生の夏休みの宿題に自由研究が出ているけれど、うちの子はじっくり毎日観察したり難しいのは向いてなさそう…。
できれば親が一緒にやってあげて、簡単に済むものがいい…。
でも、あまりにも頭を使わない自由研究をさせるのも気がひけてしまう…。
そんな時におすすめする自由研究は「料理」です!
理科や算数の勉強になったり、材料が身近でママも簡単だからです。
親の大変さを知ったり、低学年の子がお手伝いをする機会にもなりますよ。
今回は小2の自由研究に料理をおすすめする理由、料理の例をご紹介します。
小2の自由研究 / 料理は理科や算数の学習になる
小2の自由研究に料理をおすすめする理由のひとつは「理科の実験や算数の要素が入っている」ということです。
理科の実験の要素というのは、各料理の材料を混ぜ合わせて調理をすると、どのように変化するのか?という化学変化を体感することができます。
算数の要素としては、まず分量の計算が必要になります。
作り方を見て調理をする場合、わざと人数を変更して作らせてみると良いです。
材料2人分で書いてあるものを4人分作るのでこの材料は何グラム必要、といった計算をさせることができます。
小学2年生では九九の学習をするため、この計算はとても役にたちますね。
さらにグラム、ミリリットルなどの単位の勉強にもなります。
「cc」と「ml」はどのように違うのか・同じか、キログラムで書いてある物をグラムにするには?ということを教えてあげましょう。
どの学年でも単位でひっかかる子供は多いので、これは良い勉強になりますね。
自由研究で料理をすれば好き嫌いが減るかも!?
この他にも、小2のような低学年の自由研究に料理をおすすめする理由はいくつかあります。
身近な材料でできたり(親も簡単!)、一品おかずができたり、親に感謝したり、お手伝いのきっかけになったり…、いいことだらけですね。
身近な材料でできる
「材料が用意しやすいこと」も自由研究に料理をおすすめする理由です。
自由研究で複雑な実験をしたり珍しいことをしたりする場合は、大人でも「この材料はどこで買うの?」というようなことを調べて買い集めなければいけません。
しかし、自由研究を料理にしてしまえば、材料集めもただスーパーに行けばいいだけなのです。
さらにうまくいけば、その日の晩ご飯が1品増えるというわけですね。
これは一石二鳥です。
親に感謝したりお手伝いをするように
そして、お母さんのお手伝いをすることで、子供は親に感謝する気持ちも生まれます。
料理に興味を持つことによって、その後もお手伝いをしようという気になります。
もちろんたっぷり褒めましょう!
私の姪っ子も、料理にハマって、小学生の間は味噌汁担当でダシから作ってました。
自分で作ると美味しい
また、子供は自分で作ったものなら、嫌いなものでも不思議と美味しく感じるものです。
好き嫌いのある子供なら、あえて嫌いな食材を使用して自由研究で料理をさせてみてもいいかもしれませんね。
子供の好き嫌い克服の一助になるかもしれませんよ。
低学年のうちは、親子で楽しめる自由研究がおすすめです。
子供に声かけをして褒めながら進めましょう!
自由研究の料理の例(低学年向け)
では、料理の自由研究にはどのようなものがあるのか紹介していきます。
1つ目は肉じゃが作りです。
肉じゃがは何分煮るのが1番美味しいの?
煮物料理を作る時は、煮る時間がとても重要ですよね。
煮すぎると煮崩れしてしまいますし、固くても美味しくない…。
この料理の難しさを自由研究にしてしまうというわけです。
煮る時間を変えて実験
肉じゃがの材料や作り方は、各料理本やインターネットで見つけた中から、自分の好きなもので作るといいと思います。
その肉じゃがで、煮る時間だけを変化させて調べてみるのです。
煮る時間を10分、20分、30分とし、比較してみましょう。
1番美味しい肉じゃがができたのはどの時間か、比較してみます。
家族に食べてもらい、投票してもらってもいいかもしれませんね。
さらには、煮る時間を1時間や2時間(焦げに十分注意しながら)にしてみると、具はほぼすべて溶けてなくなってしまうのでその変化を見ても楽しいかもしれません。
各時間での各材料の柔らかさや見た目の変化、肉じゃがという料理としてはどの時間が1番美味しかったか、ということをまとめるといい自由研究になりそうですね。
その晩のおかずが1品出来あがりですね♪
牛乳で乳製品を作ってみよう!
小学2年生であれば、バター、ヨーグルト、チーズなどが牛乳からできていると知らない子供もいます。
「色々なものが牛乳からできている」ということを証明するために良い自由研究ですね。
生クリームからバターを作る
まずはバターを作ってみます。
ただし、バターは市販の牛乳では作りにくくなっているため、生クリームを使用しましょう。
(牧場などで生の牛乳をしぼる機会があれば、それをそのまま使用するとバターができます)
作り方
- 生クリームをペットボトルに入れてとにかく振ります
- 振っているうちにだんだん振りやすくなり、塊ができてきます
- 茶こしなどを使って固まっている部分を取り出します。
- これを練り合わせ、少しの塩を加えるとバターが完成というわけです
1の生クリームを振る工程を、親子でダンスしながら行うなどすれば楽しいですね!
牛乳からチーズを作る
次にチーズを作ります。
準備するのは1リットルの牛乳、レモン汁(または酢)70cc~80ccです。
- 牛乳を60℃~80℃くらいに温め、火を止めます
- そしてそこにレモン汁を入れて静かにかき回します
- そしてモロモロに分離したら、ふきんやキッチンペーパーでこします(酸味が気になるようなら水で洗いましょう)
- 好みのかたさになるまで水切りしたら、カッテージチーズのできあがりです
酢で作る方が、かための仕上がりなんだそうです。
酢とレモン汁で違いを比べる実験もできそうですね。
牛乳でヨーグルトを作る
その他、牛乳に市販のヨーグルトを入れて、10時間ほど30℃から40℃の環境で置いておくとヨーグルトができているという実験もできます。
それぞれの調理結果と、どうして牛乳からその乳製品に変化するのかを調べてまとめると、素敵な自由研究ができあがりますね。
まとめ
どちらの自由研究も、写真を貼り付けるとさらにクオリティの高い自由研究ができそうです。
自由研究のテーマを料理にすると子供も楽しいですし、親も簡単に子供に教えることができますね。
普段料理を手伝うことの少ない子供なら、料理の経験をさせることで今後料理に興味を持ったりお手伝いを積極的にしたりといい変化が生まれるかもしれません。
自由研究を簡単に、でも意味のあるものにしたいと思う場合は、ぜひ実践してみてください。